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この人にインタビュー

Vol. 01

東ちづるさん(女優)
Vol.01:東ちづるさん(女優)

芸能活動のあい間を縫って、骨髄バンクやあしなが育英会などのボランティアに9年間携わっている。

番組の取り上げ方に腹が立った
それがボランティアの始まり。

9年間も骨髄バンクの活動に携わっている東さん。さぞや重大な決心があったのでは? と思いきや、きっかけは偶然見たワイドショーだったそう。慢性骨髄性白血病と闘う少年のドキュメントで、家族と少年の生活を淡々をつづったもの。最後に司会者は「頑張ってほしいですね」と締めくくった。でも、どこか他人事のような、いかにもお涙頂戴的な番組の取り上げ方に、東さんは「んん!? それでいいの?」と引っかかってしまったのだ。

「もしあれが出来のいい番組だったら、始めていなかったかも知れない。この少年と家族はテレビに出てよかったとは感じてないんじゃないかと思って。マスコミに携わるひとりとして『ごめんね、あんな番組の作り方して』って、ちょっとエクスキューズしたくなったというか......」

いてもたってもいられずに、NTTの電話番号案内で少年の家の番号を調べ、「私にできることはなんでもしたい」と電話をかけた。それが最初のきっかけ。つまり「勢い」というか、「思いつき」というか......。その時の東さんには、ボランティアを始めた自覚さえなかったそうだ。

「最初は、人から『ボランティアしてるんだって?』なんていわれても『そんな立派なことやってません。とんでもない!』っていう感じ。やっぱりボランティア=奉仕活動とか慈善だと思ってましたからね。そのうち、いろいろ調べて、ボランティアって単純に『自発的な無償の行為』、語源はボルケーノ(火山)から来ている、つまりマグマのように沸き立つ思いなんだということが分かってからは、あ、これでいいんだと思えるようになりました」

プロフィール

東ちづる/chizuru azuma
イラストを書くのも趣味という東さん。今年6月に、自身の絵と文によるドイツのNGO「国際平和村」を題材にした絵本『マリアンナとパルーシャ』(主婦と生活社)を出版したばかり。この絵本の原画展を、9月16日まで「ガレリア・プロバ」フォーシーズンズホテル店(東京・目白)で開催。販売される版画と絵本の売上げの一部は平和村に寄付される。また、7月20日には青山ブックセンター橋本店で朗読&サイン会も。 著書はほかに『わたしたちを忘れないで』(ブックマン社)、『ビビってたまるか』(双葉文庫)など多数。
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