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この人にインタビュー

Vol. 05

Voice 松居慶子さん(作曲家・ジャズピアニスト)
Vol.05:Voice 松居慶子さん(作曲家・ジャズピアニスト)

1986年、音楽プロデューサー松居和さんとの結婚を機に渡米。毎年、全米各地60ヶ所でライブ活動を行なっている。これまでに14枚のアルバムをリリース。

"スムースジャス"とは、文字通り「聴き心地のいい」音楽のこと。アメリカではここ数年、スムースジャズの人気が高く、たくさんの専門FM局が開設されている。Keiko Matsuiと言えば、人気、実力ともに全米ナンバー1の著名なスムースジャズアーティスト。彼女は、今年7月、NMDP(全米骨髄バンク)のチャリティコンサートを行なった。それをきっかけにミニCD『a gift of Life』(命の贈り物)を制作。このCDには曲だけでなくビデオ部分が収録されていて、そのなかで松居さんはアメリカのTV局、フォックスTVのスポーツ・キャスター、ジェームズ・ブラウン氏とともにNMDP(全米骨髄バンク)へのドナー登録を呼びかけている。売上の全額はNMDPに寄付される仕組みだ。

「レコード会社を通じてチャリティコンサートの依頼がくるまで、NMDPのことは特によく知っていたわけではないんです。特殊な病気に骨髄移植が必要だということは、なんとなく知っていましたけど。でも、いただいた資料を読んでいくうちに、これは大事なことだなとあらためて感じました。最初はカリフォルニアのロングビーチで行なわれたチャリティコンサートだけだったんですが、ちょうど新しいアルバムの全米ツアーが組まれていたので、このツアーを NMDPのことも呼びかけるキャンペーンにしようということになったんです。〈グッド・ネイバー・ファーマシー〉という薬局のチェーン店が、キャンペーンツアーのスポンサーになってくれて、薬局の店頭でもミニCDを販売するという形で協力してくれたりと、 NMDPとの打ち合わせを重ねるうちに、大きなチームに脹らんでいったんですね」

こうした活動から松居さんは、この11月9〜11日に行なわれるNMDP(全米骨髄バンク)のカウンシル・ミーティング(全国大会のような会議)で、ドナー登録に貢献した人として表彰される予定だ。以前も同じように乳がんの撲滅のキャンペーンに協力したことがあり、松居さん自身、これからもチャンスがあればさまざまなチャリティへ協力したいと考えている。それは「ボランティアしなきゃ」とか「有名人だから」といった気負いではなく、ご自身の作る音楽そのまま、実に"スムース"(自然)な姿勢で協力しているようだ。

「私自身2人の娘の母親ですし、いろんな病気を抱えている人のことを思うと、できるだけのことはやっていきたいなぁと思いますね。自分は健康で、主人と一緒にレコーディングやコンサート活動を続けることができています。私たちは年にあわせて3カ月ぐらい娘たちと離ればなれになってしまいますが、安心してまかせられる母の存在もあり、いろんな国で音楽を通じて人と出会ったり交流できるという、本当にありがたい状況にいますので、音楽を通じて恩返しをできたらいいなぁと、いつも思っています」

プロフィール

松居慶子/Matsui Keiko
1986年、音楽プロデューサー松居和氏との結婚の記念に自主制作したアルバムが、アメリカのラジオ局や音楽専門誌に取り上げられたのをきっかけに、毎年1枚のペースでアルバムを発表。1996年に発表した『Dream Work』がビルボード誌のコンテンポラリー・ジャズ・チャートの3位に入りブレイク。2000年、2001年と2年連続して、全米スムースジャズ・アワードの 最優秀女性アーティスト賞を受賞している。『Deep Blue』はこの夏、全米ビルボード誌で、3週連続第1位を獲得。
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