スマートフォン版へ

 

QRコード
YouTube
YouTube

この人にインタビュー

Vol. 12

山本佳さん
Vol.12:山本佳さん

山本さんの夫・竜さんは 2002年、急性リンパ性白血病で亡くなりました。闘病中、骨髄バンクのボランティアに参加したいと語りながら、その願いを果たせなかった竜さん。その遺志を継いだ山本さんは、竜さんの憧れの地、イタリアの骨髄バンクと日本をつなぐ活動を今年スタートさせました。

今年の8月、宮城骨髄バンク登録推進協議会の紹介状を持って、イタリア・ミラノにあるイタリア骨髄バンク連合(ADMO)の事務所を訪ねてきました。仕事の休みを利用してのことだったのですが、向こうはバカンスシーズンの真っ最中。事前に面会の申込をしていたのですが、8月中は勤務している職員も少ないそうで、現地に行くまで面会がどんなふうになるのか分からず、本当にドキドキしながらの訪問でした。

訪問の大きな目的は、服飾デザイナーをしていた夫が、闘病中に書いた詩とデザインをお渡しすることでした。イタリアは、彼がデザインの勉強をしにいきたいと望んでいた国。でも、骨髄ドナーが見つからず亡くなったことを、彼の憧れの国の人に、知ってもらいたかったんです。それを通じて、同じ病に苦しむ人のために手を携えて活動したいという、私たちの気持ちを伝えたいと思いました。

幸い面会にはADMO総裁の秘書・クリスティーナさんが応じてくださいました。イタリアでのドナー登録のシステムや、小さい子どもたちへの啓発教育の取り組み、またドナーの方への提供後のフォローについてなど、イタリアの骨髄バンクについて、たくさん興味深いお話を伺って帰ってきました。

その時は、交流を検討しましょうというお返事だったのですが、10月に入り、総裁自身の署名入りで「交流をはじめましょう」というメールをいただきました。実際、どんなことができるのかはまだ計画中の段階ですが、こうしてボランティア団体からの支援の輪が広がることで、白血病などに苦しむ患者さんへの救いが、広く深いものになっていってほしいと願っています。

プロフィール

やまもと けい/宮城県骨髄バンク登録推進協議会ボランティアスタッフ
2002年に夫・竜さんが白血病で他界したことをきっかけに骨髄バンクのボランティアをはじめる。8月に、イタリア骨髄バンク連合(ADMO)を訪問したことがきっかけとなり、ADMOとボランティア団体、宮城県骨髄バンク登録推進協議会の交流が始まることになった。
topへもどる