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この人にインタビュー

Vol. 20

山崎拓巳さん
Vol.20:山崎拓巳さん

「簡単で、びっくりしました!」とドナー登録の感想を語ってくれた山崎拓巳さんは、ビジネスアドバイザーとして数多くの講演をこなし、たくさんの著書を出されています。骨髄バンクを応援したい!というお申し出をいただき、山崎さん、スタッフの方4名で登録を済まされました。これまでは「骨髄バンク=怖そうなイメージ」だったそうですが、登録を終えてみると、とても清々しい気持ちになったそうです。

まだドナー登録をしただけなので、提供したわけではないんですけど、いつか患者さんのためになれればいいなぁと思います。清々しい気持ちです。登録は簡単でびっくりしました。僕みたいな人がいっぱいいるんじゃないですか。友達と骨髄バンクの話をしていたら、登録するときに骨髄液を採るんじゃないかって勘違いしている人もいました。2mLの採血はあまりにも少量すぎてわからなかったぐらいです。インフルエンザの予防注射をして「え?もう終わりですか?」って感じでしたね。実は先端恐怖症で、注射針は見られなかったです。でも、献血ルームの看護師さんは慣れていらっしゃったので、まったく痛みは無かったです。

骨髄バンクは知っていましたが、いざ登録となると見えない影と言うか、恐怖感がありました。恐怖感がどこから来ているのかはわからないですけど、なぜか怖いものと思っていました。ドナー登録は大変なんじゃないか、自分がもし適合したら、すごいことになるんじゃないかって、勝手に想像していました。ところが話を聞けば、登録方法や骨髄提供についてきちんと理解できました。提供にはリスクがまったくないわけではないけど、自分で考えていたものよりは小さかったですね。リスクの心配はありますが、患者さんの命を救うためには登録しかないと思いました。

骨髄提供するときにかかる負担はあまり考えませんでした。検査のため病院に行くことや入院が必要であることも聞きましたが、移植を待つ患者さんやご家族の気持ちを考えたら、僕が病院に行く時間なんかと比べられないでしょう。時間を何に使うかは優先順位の問題ですから、そのときになれば調整できると思います。

僕は去年、友達を白血病で亡くしているので、骨髄移植や骨髄バンクもリアルなものとして感じています。それまでは身近には感じていなかったので、僕も何かしなきゃいけないと思い立ったんです。ドナー登録したくなくて、頑なに拒んでいる人はそんなにいないはずで、逆に骨髄バンクのことをきちんと理解できれば登録する人は増えるはずです。僕の経験をみんなに話すことで「あ、それだったら登録してみようかな」というきっかけになると嬉しいですね。ドナー登録者が増えれば、患者さんが移植できるチャンスも広がっていくので、今闘病している患者さんには笑顔を忘れずにいてほしいと思います。

ついほんの30分前まで僕はドナー登録していなくて、いまは登録している自分になりました。30分前の僕に言えることがあるとすれば、今はすごい爽やかな気持ちでいることです。もし、登録を迷っている人がいたら、こう伝えたいですね。「少し自分のことが好きになれました」と。でも、この少しが大切なことなんじゃないかな。

プロフィール

山崎 拓巳(やまざき たくみ)
1965年生まれ。三重県出身。エッセイスト、画家、イラストレーターなど幅広い分野で活躍。主な著書に『人生のプロジェクト』『五つ星のお付き合い』『気くばりのツボ』『ポケット成功術』『人生はかなりピクニック』 (サンクチュアリ出版)『山崎拓巳の道は開ける』(大和書房)『あした見た夢』(幻冬舎)など。
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