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提供者さんインタビュー

Vol. 05

下安賢治さん
Vol.05:下安賢治さん

下安賢治さんは、学習塾の経営者。ドナー登録をした当時は、登録者がまだ数千人だったそうです。登録の大きなきっかけになったのは、お子さんを小児ガンで亡くされたこと。今もどこかで病と闘っている子どもたちがいることを、塾に通う子どもや保護者の皆さんに知って欲しいと骨髄提供の体験を塾のニュースレターにも掲載しました。

骨髄バンクや骨髄移植のことは、どんなきっかけでお知りになりました?

登録をする前からニュースや雑誌を通じて知ってはいましたが、身近なことになったのは子どもの病気を通じてです。神経芽細胞種という病気で日大板橋病院に入院していたんですが、そこで骨髄移植という最新治療法があることを聞いたんです。兄弟で白血球の型があえば、有効な治療法になるかもしれないということで。

そのとき、子どもと同じ病室に白血病でドナーを待っているお子さんもいて、結局は見つからずに亡くなってしまうという状況を見ていましたし、またうちの子の治療には、血小板の輸血が必要だったんですが、百何十人もの大勢の方が協力してくださったんです。うちの子どもも亡くなってしまいましたが、献血に協力してくれた方々への恩返しと、病に苦しんでいる方のお役に立てればという気持ちから、骨髄バンクができた最初の頃に登録しました。

適合通知が届いた時の心境は?

実は登録した直後に一度、連絡をいただいたことがあるんです。そのときは検査などを受けたのですが、最終的には患者さんの都合で移植が流れて提供はしなかったんです。ドナーになれるのは一生に一度ぐらいの確率だと聞いていて、もうないかも知れないと思っていたもんですから、2回目の通知が来たときにはよかったなと思いました。

通知から提供までは、どのくらい時間がかかりましたか?

非常に早いほうだったと聞いています。年明けすぐに連絡が来て、3月にはもう採取入院でしたから。検査や説明などは前回にひと通り受けていたので、2回目なんだから手短にしてもらえるといいなとは思いました。でも「大丈夫です。2度目なので分かってます」というふうに対応しすぎたせいか、ひとつ残念なこともあったんですよ。

骨髄を提供した患者さんとそのお父さんから手紙をいただいたんですが、それに返事を書いていいということを知らなかったんです。コーディネーターの方も私も2回目ということでお互いに油断していたせいで、よく伝わってなかったんですね。もらいっぱなしで返事を出さなかったものですから、失礼なことをしてしまったなぁと今でも心残りですね。

手紙をもらったときの感想は?

とても嬉しかったし、感動しましたね。お役に立ててよかったなと。それと移殖したあとの回復が難しい方もいらっしゃいますから、本当に良くなっていただきたいなと思いました。いただいた手紙は、人の役に立った自分の証みたいにして、いつもカバンに入れて持ち歩いて大事にしています。

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