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提供者さんインタビュー

Vol. 12

山本順子さん
Vol.12:山本順子さん

山本順子さん(33歳)の登録のきっかけは、兄弟が骨髄移植を必要とする病気になり、家族でHLA検査を受けたこと。「知ってはいたけど、他人事だと思っていたことが急に降りかかってきて、助けを求めている人がいるってことに気づかされました」。待ちかねていたという適合通知が届いてから、提供するまでの出来事を伺いました。

提供まではスムーズでしたか?

いえ、スムーズとはいえなかったですね。選定保留になったり、父親に提供を反対されたり。入院する病院が自宅から遠かったので、検査や入院準備のための通院も1日仕事で大変でした。でも提供できて嬉しかった。終わって本当にホッとしました。

選定保留とは?

コーディネーターさんによると、最終的なドナー候補が私以外にもいらっしゃって、2人のうち、どちらがより適合するかの検討期間があったようです。そのため、はじめは3カ月後の移植と聞いていましたが、最終的には約半年かかりました。

お父さんの反対、最終的には決着がついたんですね。

というか、つけてもらいました(笑)。最終同意の席でもずいぶんもめて、「ちょっとならいいけど、大量に提供するのは反対」なんてことを言い出したり......。結局、調整医師が丁寧に説明してくれて、それでしぶしぶ承諾してくれました。骨髄移植の必要性を知っている立場でも、手術を心配してもめたりするんですよ。家族に同意してもらうのは本当に難しい。でも、私が提供できたのも、もとをたどると両親が結婚してくれたお陰ですから、同意してくれたことに感謝してます。この場を借りて言ってもいいですか?「父さん母さん、本当にありがとう!!」

入院まではどんなふうに過ごしましたか?

最終同意から提供までの2カ月は、病気、怪我をしないように、慎重に行動しました。私は自動車通勤なのですが、ハンドルを握るときは、イライラしないように心がけたし、職場で風邪が流行っていても、引かないように毎日うがいしたり。自分だけの体じゃないという気持ちですよね。お腹に赤ちゃんがいるって、こんな感じかな? という毎日でした(笑)。

入院そのものはいかがでしたか?

私はイベント制作会社に勤務しているんですが、入院時期と、仕事がたてこむ時期がちょうど重なっていたので、入院までは忙しいのひと言。仕事の合間を縫って、入院のための通院も5〜6回あったし。入院がそのものが、久しぶりのお休みみたいでした。せっかくなので、読めなかった本や聞きたかったCDをたくさん持ち込んだんですが、手術後はうつらうつらしていて、あんまり活用できませんでしたけど。

本を読んだりできなかったのは、入院した病院が繁華街に近い場所で、友人が遊びがてら、たくさんお見舞いに来てくれたせいもあります。個室だったので、私の病室で待ち合わせて、みんなで飲み会に行ったり(笑)。飲み会には参加しなかったけど、私も結構楽しかったです。

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