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提供者さんインタビュー

Vol. 29

黒部三三子さん
Vol.29:黒部三三子さん

黒部三三子さんは10年前にドナー登録をしました。これまでに骨髄バンクから連絡がなかったので、きっとめずらしいHLA型なんだと考えていたとか。ご主人の妹さんが白血病で闘病しているのを見てきたので、適合通知が来たら必ず提供しようと思っていたそうです。

ドナー登録のきっかけは?

主人の妹が白血病でした。ドナーさんがなかなかみつからなかったので、最後にさい帯血移植をしましたが、とてもきびしい治療でした。そのころはまだ子供が小さかったので登録できなかったのですが、小学校に行くようになったので、ちょうどいいかなぁと思って登録しました。

適合通知が来たときはどう思いましたか?

今回お話をいただくまで、10年間連絡はありませんでした。たぶん、めずらしいHLA型なんだろうと自分では思っていました。両親が奄美大島出身なので、もしも患者さんがいらっしゃるとしたら、この地域だろうと考えていました。それなので、今年の1月下旬ごろにオレンジ色の封筒が届いたときは、びっくりしました。もしかしたら患者さんが見つかったのでは?と思い、封筒を開けたらその通りでした。

ご家族の反応はどうでしたか?

主人は「おめでとう」と、子供は「よかったね」と。家族はみんな賛成してくれました。

周りの方の反応はどうでしたか?

意外とみんな骨髄バンクのことを知っているんだなぁと思いましたね。「骨髄バンク?何それ?」という反応はなかったので、逆にびっくりしたぐらいです。みんな、骨髄バンクを取り上げているテレビ番組を見たことがあると言っていました。

提供が決まってから、特に気をつけたことはありますか?

最終同意面談から提供まで3カ月ぐらいあったので、その間は風邪を引かないように、事故にあわないように気をつけていました。ただ、そんなに特別なことはしていませんでした。

入院中のエピソードをお聞かせください

出産時に経験があったので、特別な感じはありませんでした。採取前日は多少、緊張していたかもしれませんが、担当の先生にすべておまかせしようと思っていたので、不安はありませんでした。

採取のときは緊張しましたか?

全身麻酔は初めてでしたので、少し緊張していました。話を聞いていたとおり、眠ってしまった後は何も覚えていません。採取したところは、ぜんぜん痛みを感じなかったですね。ちょっと腰が重く感じたぐらいです。事前に「採取後は痛みがあります」と説明を受けていたので、逆に痛みが無いことが意外でした。

採取後はどうでしたか?

麻酔から覚めた後、気分が悪くなりました。その日は吐き気止めの点滴を受けて、夜になってようやく歩けるようになりました。翌日も食事はあまり食べられなかったです。夕飯をおかゆにしてもらって、それでようやく少し食べられるようになりました。次の日が退院でしたが、朝ご飯も半分ぐらい食べられるようになって、どんどんと体調もよくなっていきました。退院後は問題なく仕事や家事もできました。仕事中は立っていることが多いので、若干ですが疲れやすく感じていました。

ドナー登録を考えている方へ、体験者としてのメッセージを。

私自身は骨髄提供を体験してみて、そんなに大変なことをしたと思っていません。誰かを助けたいという気持ちがあれば登録してほしいです。患者さんは本当に大変ですから。義妹が治療で苦しんでいる姿を実際に見ているので、闘病中の患者さんが骨髄移植を受けることができて、そして元気になってくれれば嬉しいです。

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