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提供者さんインタビュー

Vol. 38

十咲舞子さん
Vol.38:十咲舞子さん

骨髄移植推進キャンペーンミュージカル『明日への扉』は、滋慶学園グループの学生たちによって、毎年公演されています。 骨髄バンクの窮状を知った滋慶学園グループの学生たちの思いから始まりました。出演者も制作スタッフも全てを学生が作り上げたオリジナルミュージカルで、大きな反響を呼び、その後東京・福岡・名古屋でも公演が行われました。今年で22年目になり、累計来場者数は16万人を超えました。そのミュージカルを通して、ドナー登録し提供された卒業生がいます。現在モデルとして活動されている十咲舞子さんにお話を伺いました。

登録するきっかけは?

『明日への扉』にゴスペルのコーラス隊として参加するまで、白血病のことや骨髄バンクの存在も知りませんでした。『明日への扉』の公演に携わる学生は、練習が始まる前の出陣式で、骨髄バンク設立の経緯や骨髄移植を受けた患者さんの実情を知ることから始まります。公演を終えるころには、ドナー登録をしようと決めていました。

適合のお知らせは卒業して2年後に届いたとか

学校を卒業してすぐ、「重要なお知らせ」と書かれた適合のお知らせが届きました。登録しているので、いつ来てもおかしくないと思っていたので「ついにきたー!」と。当時、バーテンダーとして働いていたので、詳しい検査をするため病院へ行くのも徹夜明けで、体力的に大変だったのを覚えています(笑)。  幸い検査結果も問題なく、ドナーとして選ばれました。正直、不安や恐怖はありましたが、患者さんにとって骨髄移植は命をかけた挑戦であると知っていたので、提供する意思に揺らぎはありませんでした。

家族や周りの反応はいかがでしたか?

両親も在学中に『明日への扉』の公演を観ていたので「あかんて言われへんな」と言って何かあっても受け入れようと同意書にサインしてくれました。入院は3日と聞いていましたが、退院してすぐ働くのも不安だったので、職場の理解もあり5日間休みを取りました。シフト制で働いていたため、学生時代の同級生2人に私の出勤日に行ってくれるようお願いしました。2人とも快く引き受けてくれ、職場も提供することに後押ししてくれました。両親や友達は、『明日への扉』を観ていたので、提供するまで応援してくれました。でも骨髄バンクのことをよく知らない人から、「痛いって聞くからやめた方がいいよ」と不安をあおられることも言われ、まだまだ認知されていないんだなと思いました。 患者さんは命がけの治療をしているのに、健康な自分が半日くらい全身麻酔で気を失うこと、人生の中で少し仕事を休むこと、そんなこと大したことないと。

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採取後は痛かったですか?

今から自分の元気玉を届けに行くんだ!という強い気持ちで手術室に向かいました。全身麻酔から覚めた後は、一人でトイレに行くときは、採取した辺りに重い感覚があり、歩くのも大変でしたが、翌日にはほとんど痛みもなく、退院するときには、普通に歩けるくらいに回復していました。

十咲 舞子(とざき・まいこ)
兵庫県在住。大阪スクールオブミュージック高等専修学校卒業。 2006年ドナー登録。2008年骨髄提供。現在はモデルとして活動している(イデアグラスモデルマネジメント所属)。
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