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提供者さんインタビュー

Vol. 39

吉田信さん
Vol.39:吉田信さん

吉田さんは、仕事の合間をぬって、骨髄提供いただきました。初めは不安を感じていましたが、コーディネーターから丁寧な説明を受け安心したと話します。提供していただいた体験談を伺いました。

ドナー登録したきっかけは?

2015年の秋ごろ、献血ルームに月に一回行くペースになっていた頃でした。そこで登録の勧誘がありました。もともと誰かのためにと思い献血に行っていたので登録自体に抵抗はありませんでした。

適合通知が届いた時の気持ちは?

手術と聞いて気持ちが引いてしまう人がほとんどだと思います。正直自分もそうでした。骨髄バンクからのオレンジ色の封筒が届いた時、「来たか・・・」と思いました。それまで感じていた不安は、採取日までにコーディネーターによるとても丁寧な説明で取り除かれ、入院や全身麻酔を体験できるという好奇心に代わっていました。

入院はどうでしたか?

入院の日程は、私の都合に合わせて決めてくれました。採取日から逆算して術前健診、採取当日に行う貯血のための通院と何回か通院しなければいけません。時間を確保するために、身内や職場の理解がないと難しいこともあるでしょう。今回の入院では、個室を用意いただきました。入院中の心配も担当医からの説明で、安心して採取に臨むことができました。特に病気での入院ではないため、小旅行気分でした。

会社の休みの調整はどのようにされたのですか?

会社には骨髄提供に対してのドナー休暇制度はありませんでしたが、上司に相談したところ、理解ある答えを頂いたことで決意することができました。たまたま指定休日の他に5日間休日を取ることができたので特に有給休暇を取得することもなく休むことができました。また、仕事柄、月末が忙しくなるので月初めに入院できるように調整していただきました。会社では上司に相談しました。理解ある答えを頂いたことで決意することができました。

骨髄採取のときは痛かったですか?

採取は3時間程度、麻酔から覚めるまで3時間かかりました。術中の体調管理で尿道にカテーテルを挿入されたのですが、この痛みが耐えがたいものでした。2日は座っての排尿を余儀なくされました。採取された箇所は大きめの絆創膏が貼ってあり、押すと痛みがあり腰を曲げた時に少し違和感がありました。しかし、退院する頃には、普通の生活ができるまでに回復しました。退院後、1週間くらいは抑え気味に仕事をしていましたが、いつの間にか痛みがなくなりいつものペースで仕事をしていました。何回かコーディネーターの方から「調子はどうですか」と連絡があり、術後の健診でも異常はなく私の骨髄採取は終了しました。

終わった後に感じたことは?

小さな勇気で一歩踏み出せたことで、誰かの命を救うことができるかもしれないということです。3泊4日+αの日程調整や採取のリスクなど楽観的には受け入れがたいものだと思いますが、私は会社や家族のサポートがあり、提供することができました。これまでに感じたことのない達成感と満足感でいっぱいです。また、骨髄採取でドクターはじめスタッフの皆様には大変お世話になりました。骨髄バンクは患者さんを助けるために多くの方が携わっていると、身をもって感じることができました。

ドナー登録している皆様へ

骨髄移植は、自分の元気の元を、困っている誰かのために役立てることで誰にもできることではないのです。骨髄バンクに登録しても白血球の型であるHLA型が一致し、採取までたどり着けるドナーは少ないです。これを見ていただいている方たちに小さな勇気で一歩踏み出すことが、何よりも必要だと伝えたいです。

吉田 信(よしだ・しん)
埼玉県在住。2015年ドナー登録。2016年骨髄提供。
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