Vol.06:高橋めぐみ さん
1997年に骨髄異形成症候群と診断され、その翌年骨髄バンクを介した骨髄移植を受けた。現在は、もとの職場に復帰。埼玉の患者の会の一員として、骨髄バンクのPRなどのボランティア活動も行なっている。
送別会を断わる口実が発病を知るきっかけ。
発病がわかったのは、今から5年近く前ですね。その当時はいろんなことに欲があって。パソコンのインストラクターの資格が取りたくて勉強もしていたし、休日もほとんど家にいないような感じでした。家には寝に帰るだけというような、慌しい生活だったですね。ただ、なんとなくずっと頭が痛いのが気になってはいたんです。でも寝不足とか疲れているせいだろうと思っていたんです。身体がダルいのもそのせいだろうと考えていました。
病院に行ったのは、本当に偶然。その日会社で、同期の子の送別会があったんです。でも、私は身体もダルいし、行くのが面倒くさくて、出席しない口実に「病院に行く」と言って帰ってきたんです。それで「だったら行ってみるか」という感じで家の近所の個人病院を受診したんです。頭が痛かったので、神経外科だったと思います。「だるいし、疲れやすい」みたいなことを先生に言ったら「じゃ血液検査もしましょう」ということで血液検査を受けたんです。
そのとき、「明日もまた来てください」と言われたんですが、ちょうど3月も終わり頃で、有給休暇が残ってなかったんです。「来いと言われても、会社休めないなぁ」なんて思っていたんですが、次の日、会社で熱が出たんです。それで早退して、結果的に病院に行くことができたんですよ。自分でもびっくりしましたね。それまで3、4年、熱なんて出したことなかったんで、風邪も引かないし、具合も悪くなったことなかったから。
近所の病院は小さい病院だったんですが、その日たまたま大学病院の血液の専門医が来ている日だったんです。で、その先生が「今日は、ひとりでいらしたんですか?」と言うんですよ。もう社会人だし、普通病院なんてひとりで来るもんでしょ? 変なこと聞くなぁと思ったんですが、家族に連絡して来てもらってほしいというので、家に電話しました。
それで親と一緒に先生から「血液の病気かもしれません。うちではこれ以上処置できないので、これから紹介する病院にすぐ行ってください」と言われました。そのとき「ご兄弟はいますか?」と聞かれたんですが、当時は何のためにそんなこと言うんだか、さっぱり分かりませんでしたね。
そのまま紹介された病院に行って、その日のうちに入院。病室が空いてなかったので、2、3日は救急病棟に入院してたくらい急だった。 結局、骨髄異形成症候群という病気だったんです。

