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患者さんインタビュー

Vol. 01

志賀としえさん
Vol.01:志賀としえさん

1993年12月に急性骨髄性白血病を発病し、1995年秋に骨髄移植。移植後の拒否反応に3年以上苦しんだが1997年に完治。今年4月、同じ病気で骨髄移植の経験を持つパートナーと結婚した。

治療で髪が抜けても、自分が
白血病だと思いもしなかった

病気になったのは7年前で、仙台市交通局でバスガイドとして勤めていた時です。冬だったので、最初は風邪だと思っていたんですよ。なかなか治らなくて、総合病院を紹介されたり、血液検査を受けたりしたんですが、まさか白血病だなんて思ってもいませんでした。家族からは「ちょっとひどい貧血のような病気」と聞いていたし。入院した大学病院の主治医から「薬の副作用で髪が抜ける」と言われたときは、さすがにパニック状態になって「それだけはダメです〜」って、いきなり泣いてしまったんですけどね(笑)。でも、それが抗がん剤の治療だとはぜんぜん考えなかったですね。

抗がん剤の治療は約1年続きました。免疫力が落ちるので無菌室に閉じこもりっきりだわ、高熱は出るわ下痢は続くわで、肉体的にも辛いし、精神的にも「なんで私ばっかり?」と悩んで、最初の頃は付き添いしていた母親にヤツ当たりしたりしました。

でも、そういう自分にも嫌になって、後半は「入院生活を楽しもう!」みたいな気分になったんです。見舞いにきた友人や同僚と歌唄ったり、ヴァレンタインになると病室でチョコレート作ったりしてね。問題児だったかも知れない(笑)。

当時は知らなかったんですが、私は治療中に病気が再発したんです。抗がん剤治療が長びくと、薬に対しても抗体ができてしまって、あまり薬が効かなくなるんですね。再発後、2回目の治療を終えた時、家族は主治医から「今回効かなかったら、娘さんの命はあと数カ月だと思ってください」と言われたらしいです。今思うと、現実をすべて受け止めていた家族のほうが精神的には辛かったのかなと思いますね。

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